Classic Ayurveda

2017.08.22

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ただいまスワミジが来日中につき
週末は福岡で研修でした

2日間の講義と実技は濃厚で
大学ノートは半分使い切りました

ごはんも2食(朝昼兼用の10時半ごろ&17時半ごろの夕食)で
右手で食べたし

トイレやお風呂もスワミジ仕様で
プラスチックのバケツと手桶がありました
まるでインドにいるような感覚です

今日もボイスレコーダーを聞き直しましたが
まだまだ追いついていません
頭が沸騰してお湯がわきそう!

シロダーラとキリ(ハーバルボール)も
教わったので
今後のトリートメントメニューに
加えていけたらと思っています

2日間の学びは深く、
時折みせてくれた笑顔やたとえ話、
ジョークがスワミジの愛で満ちていました

スワミジが何度も繰り返していた
「Classic Ayurveda」の言葉、
今回私はそれがとても印象的でした

時代と環境がいくら変化しても
人間の身体はそう変わってはいません

5,000年以上前に
アーユルヴェーダで言われていたことが
最近の現代医学で発見された例は
いくらでもあります

スワミジは南インドケララ州の伝統医

アシュラム(診療所や製薬所もあり滞在できる場所)では
患者さんがひっきりなしに訪れ
西洋医学のお医者さんまで治療の相談に訪ねてきます
インド人の方でさえ
スワミジの足に触りにくるような
敬虔の念をもって接する存在なのです

私のアーユルヴェーダの師匠はパールさんです
スワミジはパールさんの師匠なので
私からすると大先生

優れた伝統医だからこその
深い叡智と実績と
経験に基づく講義の内容は
今まで読んできた日本語の
アーユルヴェーダの本には書いてありません

伝統的なアーユルヴェーダは
生活の中で行う論理的で説明のつくものです

おばあちゃんの知恵袋とか
白湯を飲めばよいというものではありません
そのことで
思い出したエピソードがあります

実はお恥ずかしながら・・
以前塩屋の急勾配の坂道の途中で
自損事故を起こしたことがあります

私の車は廃車になってしまったくらい
大きな事故だったのですが
不幸中の幸いで、子どもは同乗しておらず
私を含めけが人もいませんでした

そのことを2人の女性に相談してみました

1人はスピリチュアルなヒーラーの方
もう一人はパールさんです

ヒーラーの方は
「あなたの代わりに物だけが壊れてくれた
壊れた車はあなたの今までの考え方や
とらわれていたことの表れです
車には感謝し、今こそそれを捨てて、
自分の思うようにやってみなさい」

パールさんは
「単にヴァータが乱れていただけです
ヴァータが乱れ注意が散漫して
あせっていてギアの操作ミスをしたのではないですか?
睡眠や休息が足りていなかったのではないですか?
ヴァータを整えてください」

私は最初、
ヒーラーの方の言葉に励まされていました

その後パールさんに言われた言葉は真逆
けれど現実的なもので
理にかなっているんです
(当時授乳中だったので睡眠が不規則、
 おんぶにだっこでの生活で疲労しており
かつハレホオラの準備期間中で
PC作業も多く、休憩を忘れ
色んな事を同時進行にしていました
ヴァータがとても乱れていた状態でした)

どちらが正しいかというのは問題ではなく
現実的で説明のついているものはというと、、
後者です

自分の身体の状態が
マインドと行動にも影響しているから
身体と心を切り離さず
ひとくくりにして
アンバランスなものをバランスしていく、
そうすると
間違ったことは起こりません

アーユルヴェーダの古典であるギータには
こんな一節があります
「すべてのことは科学的に基づいていなければならない」

科学的という定義も難しいですが
アーユルヴェーダはスピリチュアルではなく
地に足のついた現実的なものであること、
ひとりひとりの生活の中で実践されている
シンプルで体系だったものだと
再認識しました

Classicは不滅で普遍的
アーユルヴェーダは
暮らしの中で活かせるからこそ面白い、です

毎日を気持ちよく快適に生きるヒントで
あふれています

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