I’m in south INDIA ④

2016.09.05

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初めてのインドから戻って
まもなくひと月が経とうとしています

見聞きしたことを全てお伝えしたい気持ちと
私の平易な言葉と文章では
うまく伝えることができないもどかしさと
なかなか、、難しいものですね

気長にお付き合いください


●Ayurveda

アーユルヴェーダは
5,000年以上前からの伝統医療であり
個人の体質を重んじ脈診による診察が特徴的です
(さらっと言いましたが多岐にわたります
ヨガやトリートメントはその治療法の一つ)

「体質がわかるチェックシート」では
実は本当の体質はわからず、
熟達した医師の脈診ではじめて明らかになります

脈診は脈の強弱や微妙な振れ具合など
読み取っていくので
インドのアーユルヴェーダ医師でも
脈診ができないドクターもいらっしゃるそうです

インドに着いた翌日に
スワミジに診察していただいたのですが
「肩が緊張していて正確な脈がおりてこないので
わからない」と言われました
(ちょっと拍子抜け)

鼻水が出てカパが乱れていたので
カパとピッタを鎮めるラサーヤナ(お薬)を
処方され、何か気になるところはないか聞かれたので
年々増えているほくろのことを話しました

スワミジによると
ほくろや吹き出物は体内の浄化システムが
うまく機能していないからとのこと

私は特に消化力が弱いので
アーマ(未消化物)が溜まりやすく
それを排出する下剤カプセルも処方されました
(これを飲むとトイレに5,6回駆け込んでしまうのです
最初は宿便のような黒っぽい便でした)

外用のマッサージオイルや
顔パック用のパウダーも、2か月分出してもらいました

症状のその部分だけを診る「病院」とは
お薬の内容やアプローチの仕方が
全く違っています
(写真以外に瓶は合計18個!かなり量も重さもあり
パッキングのことを思うと目が遠くなりました)
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スワミジが膝の上に大きな板を
下敷き替わりにして書いた処方箋には
「× non veg , sweet , acid」
(動物性食品、甘いもの、酸っぱいものを摂らない)
の文字が書かれており、
正直キツイですが少しだけ意識しています

最終日前日にいよいよ脈診をしてもらい
ピッタとカパが増悪していることがわかりました

万物を構成する「空・風・水・火・地」の五元素。

私には空の部分が多すぎて
もうすこし地のエネルギーを増やす必要があるといわれました

体重が増えると免疫力も高まるとも。

(※あくまで私の体質です、同じ体型や症状であっても
該当するわけではありません)

実は、診察を受ける前はシロダーラと同様に
今自分は病気ではないし、どんなもんだろうと
好奇心が勝っていました

スワミジはそういう私の気持ちも
お見通しだったように思います

健康である、と思っていたのに
実は健康ってそんなものじゃなかったというのが
正直な気持ちです

アーユルヴェーダの健康の定義は
「身体が生き生きとし、マインドがオープンで
エネルギーがあふれている状態」

そうだったと思い出しました

深すぎて深すぎて、、、
それがわかってよかったと思いながら。

アーユルヴェーダの診察は
治療や処方箋だけではなく
その人に向いている職業がわかったりもします

今回は私はそこまで聞ける余裕がなかったので
次回の楽しみにとっています

ちなみにラサーヤナやオイルも
アシュラムで手作りされているんです

瓶のラベル貼りもひとつひとつ糊をつけて
トゥルシー(スワミジのお姉さん)が作っていました
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アシュラムにもラサーヤナになる薬草が
生えています

町へ出かける道中で運転しながらも
スワミジはハーブや花を見ては
薬効と使い方を教えてくれました

黒ヤギの脳みそも使って(パーキンソン病によい)
ラサーヤナもつくるそうで製薬学も奥が深いです
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私の師匠であるパールさんでさえ
「一生かけても学びきれない」というアーユルヴェーダ

とてつもなく巨大な山に入ってしまったけれど
登るほどにリラックスし
自然界と調和してゆく心地よさを体感しています

体感して納得しているからこそ
皆さんにお伝えしたい気持ちが芽生えるんです

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来年もね、インドに行きたいんです