I’m in south INDIA ③

2016.08.19

●treatment

アーユルヴェーダのトリートメントは
日本のように「癒し」や「リラックス」を主目的としていません

治療の一環として位置づけられています

アシュラムでは滞在中毎日トリートメントを受けました。
スワミジの脈診のもと、
今の私の体質に適確なオイルを選んでもらい
施術は木枠がめぐらされた木の板の上で。

原始的すぎて驚きを隠せませんでしたが
(まさにまな板の上のコイ状態)
アーユルヴェーダの施術はオイルを相当使うので
木が良い具合にオイルを吸い、都度洗わなくてもいいのです

そしてよく見る「シロダーラ」
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(写真は現地で一緒に滞在したセラピストのまーちゃん)

アーユルヴェーダというと
このイメージをお持ちかもしれませんね

好奇心からすぐさま受けたかったのですが、
ピッタとカパが乱れていたので
最終日まで受けることは禁じられました

ダーラは頭をクールダウンさせて身体も冷やすので、
ピッタとカパが同時に乱れていた私は
受けるとたちまちにカパを増悪させて
身体が冷えきってしまい逆効果なんです

こういう点が「治療」と位置づけられる所以であり
まさに本物。

アシュラムではオイルを垂らすのではなく
材料はバターミルクにシロダーラパウダー(白檀などが含まれる)
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シロダーラが上手なサジット(男性)が
毎回手作りで シロダーラ液をつくってくれます

台所で作っているから
料理かお薬かわからないときが多々ありました

その感想はというと
食事やヨガ、トリートメントの複合効果があるので
トリートメントに限ったことではありませんが

施術を受けてから筋肉がしなやかになり
顔色も白っぽい色から赤みを帯びた色に、
インドへ来た初日は痰が引っ掛かったような
咳をしていたのですが
それもなくなりました(カパ鎮静)

最終日に受けることのできたダーラは
それでも身体が少し冷えてしまったのですが
脳への深く優しい刺激で意識が飛びました

たぶんインドに来てから初めての熟睡・・・!

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アシュラムではきっと今日も
淡々と料理や洗濯、お薬作り、診療、大工仕事が
行われているんだろうな